不動産売買契約書はなぜ必要?重要事項説明書との違いや確認点も解説

吉田 雄一郎

筆者 吉田 雄一郎

不動産キャリア14年

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不動産売買契約書はなぜ必要?重要事項説明書との違いや確認点も解説

不動産を売却する手続きが進むと、専門的な書類を扱う機会が増えて不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
とくに、不動産売買契約書は、高額な取引の条件を確定させる重要な書類であるため、内容を正確に把握しておくことが不可欠です。
本記事では、不動産売買契約書が必要な理由や重要事項説明書との違い、売主が確認すべきポイントについて解説します。

不動産売買契約書が必要な理由は?

不動産売買契約書は、売主と買主が合意した条件を明確にし、契約後のトラブルを防ぐために必要です。
民法上は口頭でも売買の効力が生じますが、不動産取引は高額かつ引渡しまでに期間が空くため、権利義務の書面化が欠かせません。
宅地建物取引業者が媒介する取引では、宅地建物取引業法に基づいて契約成立後に一定事項を記載した書面の交付が義務付けられています。
また、記載事項には、当事者の氏名や物件情報のほか、代金の支払時期、契約解除の条件、損害賠償額などがあります。
売却を進める際は、手付解除の期間や契約不適合責任などを書面で確認し、万が一の際の判断根拠としておくことが大切でしょう。

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不動産売買契約書と重要事項説明書の違い

重要事項説明書と不動産売買契約書の大きな違いは、作成される目的と交付のタイミングです。
重要事項説明書は、買主が契約前に物件や取引条件に問題がないかを確認し、契約を判断するための書類として機能します。
法律により、売買契約が成立するまでに宅地建物取引士を通じて説明することが求められています。
対する不動産売買契約書は、双方が最終的に合意した売買代金や引渡し時期などの具体的なルールを定めるものです。
同日に手続きをおこなう場合でも、まずは重要事項の説明を受け、その後に売買契約を締結する順序で進められます。
また、契約書には個別の事情に応じた特約事項が記載されることもあるため、事前に説明された条件と食い違いがないか確認することが重要です。

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売買契約書で確認すべき3つのポイント

売買契約書を確認する際の重要なポイントは、手付金、所有権移転、ローン特約の条件です。
手付金に関しては金額だけでなく、手付解除が可能な期限や条件を個別に確認しなければなりません。
民法の原則では、相手方が履行に着手する前であれば解除できますが、実務上は個別の期日が設けられることが多いからです。
また、所有権の移転や引渡し、移転登記の申請時期が、残代金の支払いと矛盾なく設定されているかを見極めましょう。
買主が住宅ローンを利用する場合は、融資が不成立となった際に手付金が返還されて解除となるローン特約の期限も把握が必要です。
売主側もこの期限を把握していないと、想定外の解除で予定が狂う恐れがあるため、全体スケジュールと併せて確認してください。

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まとめ

不動産売買契約書は、売主と買主の合意内容を明確にし、安全な取引を実現するための重要な書類です。
手続きの際は、重要事項説明書との役割の違いを理解し、手付解除の条件やローン特約の期限などを細かくチェックする必要があります。
ご自身の売却計画に影響が出ないよう、書面に記載された日程と実際の引渡し時期に無理がないか、事前によく確認しておきましょう。
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