レインズとは?不動産売却の流れと種類も解説

吉田 雄一郎

筆者 吉田 雄一郎

不動産キャリア14年

親切丁寧を常に心がけております。不動産のお悩み事は何でもご相談ください!

レインズとは?不動産売却の流れと種類も解説

仲介業者と媒介契約を締結する際、レインズへの登録が必要と言われて困惑した経験のある方は多いでしょう。
宅地建物取引業法によって、媒介契約の種類によっては全国の不動産情報が見られるネットワークシステムへの登録が義務付けられています。
こちらの記事では、レインズとは何かお伝えしたうえで、売却の流れと媒介契約の種類について解説します。

不動産売却におけるレインズとはなにかの基本概要とその仕組み

レインズとは、全国の物件情報を交換するためのコンピューターネットワークシステムの一種です。
少子高齢化や賃貸物件の需要向上など中古物件の空き家が増えている背景から、国土交通省が近代化方策の1つとして物件情報を標準化と共有化する仕組みをつくりました。
国土交通大臣から認可されている4つの指定流通機構が運営者となり、全国で稼働している宅地建物取引業者が加入しています。
こちらのサイトに物件情報を掲載すれば、全国の宅地建物取引業者に共有されるため、売却チャンスが広がります。

▼この記事も読まれています
不動産売却時に用意すべき必要書類は?契約時・決済前後の必要書類を解説!

不動産売却をする際に売主がレインズを利用する流れ

不動産売却する際に売主がレインズを利用する流れとして、まずは複数の仲介業者に査定依頼を出します。
査定結果に応じて販売活動を委託したい仲介業者を選びますが、このときに専任媒介契約もしくは専属専任媒介契約を締結した場合、レインズへの登録が義務付けられます。
なお、個人で利用できるわけではなく、販売活動の委託を頼まれた仲介業者が売主の代わりに登録しなければなりません。
このサイトに物件情報が掲載されれば、全国の宅地建物取引業者が閲覧できるため、成約率の向上につながるでしょう。

▼この記事も読まれています
家を売却する際の査定ポイントとは?査定金額の算出方法や注意点も解説

レインズに登録義務がある媒介契約の種類とその内容

レインズに登録義務がある媒介契約の種類は、専任媒介契約と専属専任媒介契約の2つです。
この2つのほかに一般媒介契約と呼ばれる種類がありますが、こちらは登録が義務付けられていません。
専任媒介契約の場合は登録期限が媒介契約締結から7日以内、専属専任媒介契約の場合は登録期限が媒介契約締結から5日以内です。
また、どちらの媒介契約を締結したとしても、販売活動の委託を受けた仲介業者には活動報告義務が課せられます。
つまり、どのように販売活動をおこなっているのか、そして販売活動の進捗具合を把握できます。

▼この記事も読まれています
家の売却理由は価格に影響する?買主への伝え方の注意点などをご紹介

まとめ

不動産売却をする際には、媒介契約の種類によってレインズへの登録が義務付けられています。
こちらは、中古物件の成約率を向上する目的で国土交通省が立ち上げた制度です。
物件を売り出している情報が全国に発信されるため、より広い範囲から購入希望者を探せる点が魅力と言えるでしょう。
いわき市の新築・中古戸建や売地情報、不動産買取りのことなら未来Real Estateにお任せください。
皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。