長屋式住宅とは?共同住宅との違いや売却しにくい理由と売却方法も解説

吉田 雄一郎

筆者 吉田 雄一郎

不動産キャリア14年

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長屋式住宅とは?共同住宅との違いや売却しにくい理由と売却方法も解説

長屋と聞くと、昔ながらの集合住宅のイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。
昭和に建てられた物件も多く、その特徴から売りにくいといわれており、良い条件で売るためにはポイントを押さえておく必要があります。
この記事では、長屋式住宅の売却を検討している方向けに、長屋式住宅とは何か、共同住宅との違いや売却しにくいといわれる理由、売却方法を解説します。

長屋式住宅とは?共同住宅との違いについて

長屋式住宅とは、水平方向に壁がつながっている状態で独立した住戸が並んでいる集合住宅を指し、最近ではテラスハウスやタウンハウスとも呼ばれています。
時代劇などで登場する長屋のイメージに近く、複数の住居が連結しているなかで、各々異なる世帯が暮らしています。
なお、マンションなどの共同住宅は共用部を通って出入りする必要がありますが、同じ集合住宅でも長屋式住宅は各居室に直接出入りできる点が共同住宅との違いです。
また、共同住宅は特殊建築物の扱いとなり制約がかかりますが、長屋式住宅はそれに該当せず建築に自由度がある点も大きな違いといえます。

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長屋式住宅が売却しにくいといわれる理由とは

長屋式住宅には建築の自由度などのメリットがある一方で、じつは売却しにくいといわれています。
それは、築古の物件が多く、現行法では不適格建築物の可能性が高いなどの理由から、住宅ローンの審査に通らない傾向があるためです。
また、壁がつながっている状態のため1つの居室単独での再建築は難しく、切り離すには隣家との調整が不可欠となります。
たとえ切り離せても、建築基準法の基準に基づく建物でなければならず、基準が満たせない場合は建築が認められません。
このように、長屋式住宅は、法的、物理的に売り出しにくい要素が多いのが実情です。

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長屋式住宅を少しでも良い条件で売却する方法

長屋式住宅を少しでも良い条件で売却するには、不動産会社の買取りを利用する方法がおすすめです。
通常、不動産売買では仲介を依頼しますが、仲介だと一般市場での売却となるため買い手を探すのは容易ではないでしょう。
その点買取りであれば、直接不動産会社が買い取る取引形態のため、スムーズに売却ができます。
または、不動産会社ではなく隣家に買い取ってもらえないか打診するのも1つの手段です。
あるいは、隣家との話し合いが必要ですが、リノベーションをおこない、あえて長屋のレトロ感を演出して売り出すのも検討の余地があります。

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まとめ

長屋式住宅とは、水平方向に壁がつながった状態で複数の住居が連結した建物を指し、共用部を使わずに外から直接出入りできるのが共同住宅と異なります。
売却しにくいといわれるのは、住宅ローンの審査に通過しにくく、再建築も難しいため、買い手が見つけにくいのが理由です。
売却方法としては、不動産会社の買取の利用や隣家に買取りを打診する、リノベーションをしてから売り出すなどの手段があります。
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