人生で最も大きな買い物、マイホーム。
はじめて買った家は真剣に悩んで選んだ、理想の家だったはずです。
しかし、ライフスタイルの変化に伴って、
「その時の状況や条件にふさわしい家に住み替えたい」
と考える人は少なくありません。
住み替えをする際の悩みはいくつかありますが、
これまで住んでいた家の売却と、新しく住む家の購入のタイミングも、その1つ。
今回は、実際に住み替えるときの流れや所要期間、方法などをご紹介いたします。
売却の購入、どちらを優先するべき?住み替えのタイミングとは
住み替えにおける、売却と購入の大まかな流れは、下図に示したとおりです。
住み替えに要する期間は、一般的に3カ月~半年程度です。
住み替えには、どうしても「売却」と「購入」という2つの作業が発生します。
両方を同時に進めて、現在の家を引き払うと同時に新しい家に引っ越せることが理想ですが、実際にはなかなかそう上手くはいきません。
納得のいく物件探しには時間と手間がかかりますし、売却に出した家に買い手がつくタイミングはコントロールできません。
そのため、多くの場合は売却と購入のどちらかを優先させることになります。
では、売却の購入は、どちらを優先すると良いのでしょうか?
ここからは、自宅を売却してから新居の購入を進める「売り先行型」と、
新居を購入してから自宅の売却を進める「買い先行型」、
それぞれの特徴を説明します。
併せて、第三の選択肢として「業者買取り」の特徴もみていきましょう。
売り先行型◆売却で妥協しない
売却を優先する場合、売却益をそのまま購入資金に充てることができます。
そのため「資金計画が立てやすい」というメリットがあります。
また、売り急ぐ必要もないので、「買い手との交渉をうまく進めやすい」こともポイントです。
その一方で、「引き渡しまでの機関に購入物件を見つけられなければ、賃貸などで仮住まいを用意する必要が出てくる」というデメリットもあります。
また、現在住んでいる家を売るため、きれいに住んでいないと内覧で不利になりやすい傾向があります。
【チェック!】
売り先行は「売却を妥協せずに、資金計画をきちんと定めたい人」向け!
買い先行型◆じっくり購入物件を選ぶ
購入を優先する場合、「引き渡し時期まで」などの期限がないため、納得いくまでじっくりと購入物件を選ぶことができます。
また、買ってから家を売るので、仮住まいが発生しないこともメリットです。
その反面、売却の時期が遅くなってしまえば、住宅ローンが二重になる可能性があります。また、現在住んでいる住居の買い手がつかない場合、売り急いで売却金額を下げるケースも珍しくありません。
【チェック!】
買い先行は「資金的に余裕があり、購入物件をじっくりと選びたい人」向け!
物件の業者買取り◆手間なく確実に売却する
業者買取りとは、現在住んでいる住居を、一般の人に売却するのではなく、業者に買い取ってもらうことです。
立地などの条件によるため、一概には言えませんが、築20年以上の一戸建てなど、買い手が付きにくい物件には業者買取りがお勧めです。
一般の人ではなく不動産業者に買い取ってもらうため、トラブルが少なく、短期間で確実に売却できることが特徴です。
ただし、業者買取りの金額は、一般的な査定金額の70~80%になってしまう可能性が高いです。
4,000万円くらいで売れる物件であれば、2,800万円~3,200万円での買取金額になってしまう可能性がある、ということです。
「期間は限られているが、できるだけ高く売りたい」という希望があれば、すぐに買取りを利用するのではなく、多くの不動産業者などが提供している「買取保証制度」を利用してみるとよいかもしれません。
「数カ月の売却期間を経て売れなければ業者に買い取ってもらう」という制度なので、査定額通に売却できる可能性がありつつ、一定期間後には確実に買い取ってもらえます。
【チェック!】
業者買取りは、売却額が下がっても、一定期間内に手間なく売却したい人向け!
ここまで説明してきたとおり、住み替えには「売り先行型」「買い先行型」「業者買取り」という3つのパターンがあります。
では、実際に住み替えパターンとして最も多いのはどれでしょうか?
実際に住み替えた方の多くが選んでいるのは、
「家を売ったお金で住宅ローンを返済し、次の住まいを購入する」
というものです。
しかも、仮住まいも二重ローンもなく住み替えるために、売却と購入の決済を同時に行うことを望まれる方がほとんどです。
決済のタイミングをあわせるためには、仲介業者の協力が必要です。
未来 Real Estateでは、お住み替えを考えの方のお手伝いをさせていただいております。
「理想の暮らし」をお求めの際には、是非当店をご利用くださいませ(^^)