「空き家問題」
土地にして売る?建物を残して売る?
こんにちは。未来リアルエステートの渡辺です。
最近、各メディアで「空き家問題」がクローズアップされています。住み替えや相続などで家を売却することもあると思います。そこで問題になってくるのが、物件を更地にして土地として売り出すか、家を残したまま中古物件として売り出すかということです。
まず、倒壊など危険性のある物件については、早めに更地にした方がよいでしょう。台風などで建物の屋根が飛んで人に当たったりした場合など、周辺に被害を及ぼすことがあると、損害賠償を請求されてしまう可能性もあります。
更地にするかどうかを迷うのは築20年以上で、手を加えれば住めるという物件だと思います。更地にした場合の売主のメリットは、「買主が自由に建物を立てられるので売りやすい」、「建物に対する瑕疵担保責任を負う必要がない」ことがあげられます。また逆に一番大きなデメリットは「建物解体の費用がかかる」ということでしょう。下のように解体にはかなりの費用がかかります。
【30坪の建物の解体費用の目安】
木造 100万円~150万円
RC 150万円~200万円
また、更地にした場合は、固定資産税の特例が受けられなくなり、建物がある場合に比べて、固定資産税が上がります。もし売れなかった場合は、毎年その固定資産税を払い続けなければなりません。
「中古物件」と「土地」の両方で売り出すこともできる
リフォーム前提で格安の家を探している人も当然いらっしゃいます。自分で土地を買って新築をしたい方もいらっしゃいます。どちらの需要に自分の物件があてはまるかは売り出し時点ではわかりませんので、不動産会社と相談して、建物を残したまま、「中古物件」と「土地」両方で売りだすこともできます。買主が決まるまで、解体費用をかける必要もなく、また固定資産税の特例を受け続けられますので、リスクが抑えられるというメリットがあります。
未来リアルエステートでは、お客様一人ひとりのご希望をお伺いしながら、最適な「売却プラン」をご提案させて頂きます。ぜひお気軽にご相談下さいませ。