「申し込み有り」ってどんな状況?

不動産取引・トラブル

吉田 雄一郎

筆者 吉田 雄一郎

不動産キャリア14年

親切丁寧を常に心がけております。不動産のお悩み事は何でもご相談ください!

「申し込み有り」とは「購入申込書」が差し入れられている状況です。


皆様、こんにちは!
未来リアルの吉田です。

本日は、日ごろ大変お世話になっているお客様のお取引が二件ありました。
当社を信頼して不動産の売却や購入を任せてくださったお客様ですので、
無事にご成約となりホッとしています(^^

引き渡しまでまだ少し期間がありますが、
最後までどうかお付き合いください

さて、本日は「申し込み」についてです。
家や土地等、不動産を探している方であれば、一度は目にしたことのある文言かと思います。
他には「予約有り」なんて書かれることもあるでしょうか。
では「申し込み有り」や「予約有り」とはどんな状況なのでしょうか?

通常、不動産取引において、買主の気に入った物件が見つかれば、
「購入申込書」(「買い付け」と呼ばれたりもします)を売主に対して差し入れます。
この書面には「この条件で譲ってくれれば買いますよ」という意味合いがあります。
売買契約書ではないのですが、買う意思が固まって初めて提出する書面です。
提出のタイミングや、この書面の準備は不動産会社が行いますので、ご心配なく。

但し、ここで注意しなければいけないのが、単純に物件を抑えるための書面ではないということです。
先述の通り、買う意思が固まって初めて提出する書面です。

物件を抑えたいが為に「とりあえず」で、この書面を乱発していると、不動産会社から信頼されなくなってしまうかもしれません。
また、やたらと「とりあえず買い付けを書いておきましょう」などと、
勧めてくる不動産会社も要注意です。
まだ買うか迷っているのに、気づいたら購入申込書が売主に提出されちゃってた、なんてことにもなりかねません。


そして購入申込書に対して、売主から出てくるのが「売り渡し承諾書」です。
その名の通り、売り渡すことを承諾したことを示す書面です。
売主が申込内容を承諾し、この買主に物件を売ろうと決断した時に書く書面です。

この書面が買主の手に届き、初めて「商談中」という取り扱いになります。
この状態は契約締結を前提に、日程調整や、売買契約書などの書面を準備している段階です。
この段階まで来ると、契約は目前です。

特段の問題がなければ「商談中」から「ご契約」まではおおよそ1週間~2週間くらいです。

契約締結後は買主様はローンの手続きを行っていく・・・といった形で進んでいきます。


不動産会社によって「購入申込書」の取り扱いに若干の違いはあると思いますが、安心できる不動産会社こそ、この書面の意味をしっかりと買主様に伝えている気がします。

気になった方は今お世話になっている不動産会社に是非「購入申し込み」の意味について聞いてみてください。

ではまた次回(^^♪

不動産購入における購入申込書


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